原作沿い

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次のミッションは間をあけずに来た。
私は転送された事に驚きを隠せないでいた。

「もう…次のミッションなんだ…。」


【不思議の国へようこそ】


「おいおい、早くねー?」

稲森さんが欠伸をしながらガンツの前に座る。
今日は呼ばれないと思っていたんだろう。
まぁそうか…昨日玉子星人と戦ったばかりなんだもんね。

「まぁ、良いんじゃね?西生き返るかもだろ。なぁぎょん。」

そうだ…そうだよね。
よし、頑張ろう。

「何ですか…ここ…?」

そうだ、今回の新メンバーを確認しておかなきゃ。
そう思って振り向くと、主婦一人、OL一人、サラリーマン二人、不良二人、中学生三人がそこにはいた。
今回は結構呼ばれてきたんだな。
そう思いながら説明をすると、やはり信じてもらえなかった。
はぁ、まぁ良いや…もう慣れた。
貴方達は囮決定です。

「私、主人がもうすぐ帰ってくるんです…早く帰らなきゃ…。」

そう言われても…。
これから戦いが始まるって教えたのになぁ。

「勉強しなきゃ。」
「あぁ、もう仕事まだたくさん残ってるのに!」
「あれー?飲み屋は?」
「さぁ?」
「おー?中学生がいんじゃん!」
「金出せよオラ!」
「や、やめてください!」
「ひいいっ!」

この人達は、何も知らないからこうやって普通にいれるんだ。
これから起きる惨劇を知らないから。

「点数が高ければ良いですね。」
「あぁ、そうだな。」

とりあえず、私達は私達で頑張ろう。
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