原作沿い

□29
1ページ/4ページ

「うあああぁああぁああっ!!」
「「ぎょん!!」」


【残り…点】


私の体が地面に倒れる。
痛い…痛い…右腕が…無くなった…!!

「う…うぅ…」
「ぎょん、大丈夫か!?」
「この野郎!」

稲森さんがXガンでこんにゃく星人を殺す。
北条さんが私の体を起こしてくれた。

「う…うぅ…」
「しっかりしろ!」

北条さんが私の傷口を縛る。
だけど、それが信じられないくらい痛くて…

「ああぁあっああぁあああ!」
「我慢しろ!」

私の目から大量に涙が零れた。
北条さんが私の体を抱きしめる。

「大丈夫だ…大丈夫だから…。」

私は左腕で北条さんにしがみつく。
北条さんは私を抱き上げる。

「北条さん…」
「俺が守る。」
「……すみま、せ…ん…」
「謝るなよ。」

北条さんは私の左手にXガンを持たせる。

「稲森さん、アンタに任せて良いな?」
「おー、任せとけ。」

稲森さんは両手にYガンを構える。
そして、あの三角…アンカーと言うらしい…を次々に放った。

「あんた無駄に優秀だな。」
「無駄って言うな!」
「意外に。」
「意外も駄目に決まってんだろ!!」

こんな時でも言い合い…変わらないなぁ。
なんだか二人を見ていたら、笑えてきた。
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ