原作沿い

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「ホモに何もされなかった?」
「されてませんよ。」
「おいこら!!」


【先制攻撃】


皆が揃い、加藤さん達が辺りを見回す。
そして、見つけたのはあの画像そっくりな像。
私はすぐにXの形をした銃の画面にレントゲンを映した。

「…稲森さん。いきます。」
「…早速かよー。」

私はカチカチと両足、両腕、両肩、お腹、脳、鼻、両目をロックオンしていく。
もちろんもう片方の像にもだ。
これは、西君が教えてくれた銃の使い方だ。
そして…

「あのさ…やっぱり気になるんだけど。なんとか星人って…やっぱアレなんじゃないかなァ?」

眼鏡さんのそのセリフの終わりと同時にトリガーを引いた。
直後…

「え…?」

北条さんが目を大きく見開く。
まぁ、仕方ないよね。
いきなり両端にいる像が…爆発したんだもん。

「う、うわああぁあああぁあっ!?」
「じ、地獄か!?」
「ここは地獄なのか!?」

何も知らない人達が悲鳴をあげる。
星人の体液を浴びて、悲鳴をあげている。

「ぎょんが…やったのか…?」

冷静なのは前回参加者の皆。
私と稲森さんに視線が集まる。

「だって、倒すのが目的だよね?」

私は西君のためなら、残酷な女になれる。
全ては、西君を生き返らせるため…。
また、一緒に過ごす時間を作るため。

「行きましょう、稲森さん。」
「おっけー。」

皆の横を通る。
その時、誰かに腕を掴まれた。
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