原作沿い

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「あの稲森ッて奴、すッげぇむかつく。」
「そう?」
「今度のミッションで殺ッて良い?」
「だ、駄目だよ…。」

今日も西君は私の家に来ていた。


【100点めにゅー】


「美味しい?」
「まぁまぁ。」
「もう、素直じゃない。」

いきなり家に行くって言われて、いきなりご飯を求められた。
もしかして、あのオムライス気に入ってくれたのかな?
それならそうと言ってくれれば嬉しいのに…。
まぁ、自分の料理を食べてくれる人がいるって嬉しいから全然良いんだけど。

「…ガンツの。」
「ん?」
「ガンツのあの点数、意味教えてやろーか?」

カチャンと茶碗を置く西君。
そして、ニッと笑んで私を見てきた。
あの点数が何なのか、私は何も知らない。
私は恐る恐るコクンと頷いた。

「合計が100点になると、ある三項目の中から好きな物を選べるンだ。」
「ある三項目?」
「そう。」

西君が人差し指を立てる。

「一つ目…記憶を消されて解放される。」

次に中指を立てる。

「二つ目…より強力な武器を与えられる。」

そして、薬指が立てられた。

「三つ目…MEMORYの中から人間を再生する。」

……一つ目と二つ目は分かったけど、三つ目の意味が分からない。
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