原作沿い3

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「いいよ。何でもやるよ…できる範囲で…。」
「勝手なこと言うな!」

私達がバラす前に、バレてしまったね…西君。


【召集】


数分後に玄野さん達が部屋に入ってきた。
私達は不可視状態になり、その様子を見守る。
しかし、気配を察知されてしまい姿を現すハメになってしまった。
おまけに西君がガンツを操作している事もバレてしまった。
そして玉男さんの事も。

「もう爆弾消えたから…全員スキャンするよ。」
「勝手にしろ。ちッ。」

玄野さん達が望んだ事は、今さっき西君が私達にしてくれた事だった。
私達はガンツの後ろに立つ。
玄野さん達の視線は、西君に向いていた。

「あいつらは日本の企業やら財閥のトップ連中だよ。かなり前からカタストロフィ対策をやッてやがッたんだ。」

あの時、中央にいた人達はお偉いさんだったのか。
だからあんなに偉そう…おっと。
西君の話によれば、このカタストロフィは世界を牛耳る権力を手に入れるチャンスらしい。
あの種族を滅ぼした者が…地球の支配者になれる…。
だからお偉いさん達が必死になってるんだね。
私達は駒か…。

「なんか嫌だな。」
「そうだな。」

稲森さん達も不服そうだ。
会話もそろそろ終わりだろう。
そう思った時、

「ちょッと聞きたいんだけど」

レイカさんが口を開いた。
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