原作沿い3

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「ぎょーん!」
「あっ…北条さん…!」

あの後、私もすぐに転送された。
辿りついた場所は私達と同じスーツを着た人がたくさんいる場所。
その中から、北条さんが私の名前を呼んだ。


【強制駆除】


「良かった…無事だったんですね。」
「いきなり転送が始まってな…今やっとぎょーんを見つけた所だ。」
「氷川さんも来ているんでしょうか?」
「多分…。」

同じスーツを着ている人ばかりが集まっていて、上手く探せない。
西君、稲森さん、氷川さん…何処にいるの?

ドンッ

「あ、すみません。」
「あぁ………って、ぎょーんに北条じゃん。」
「あ、稲森さん。」

立ち止まっていたら誰かにぶつかった。
と、思ったらそれは稲森さんで…。
苦労せずに出会えた事に、私と北条さんはホッとした。
そして三人で立っていると、

「やっと見つけた。」
「北条がでかいから探しやすいな。」

氷川さんと西君にも出会えた。
良かった、氷川さんもちゃんとこっちに転送されていたんだ。
いなかったらどうしようかと思った。

「氷川もいたのは驚きだったな。」
「最後まで仲間の一人だったからか?」
「さぁ?」

ちゃんとこのメンバーで揃えた事を喜んでいると、

「よく聞け!!注目!!注目!!」

大きな声が聞こえてきた。
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