原作沿い3
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「おい、どういう事だ。」
北条さんも
「何でそいつがぎょーんの家知ってんだよ。」
稲森さんも
「…説明してくれンだろーな?」
西君も、怒ってます。
【反省はしている】
西君の手が私の顔を思い切り挟む。
顔を放してくれそうにないため、私は視線だけでも西君からそらした。
何だこの図は。
「何、お前俺の知らないとこでコイツに会ッてたわけ?あ?」
「いや、ほんはほほは…(そんな事は…)」
「あ?」
「会っへまひは(会ってました)。」
挟む力が強くなる。
あ、やばい。
これスーツ着てなかったら確実に私の顔潰れてた。
「じゃあ何だ、前のアレも本当は浮気してたッて事か?あぁ?」
「ま、まへ(あ、あれ)?」
「アイツがこッちに転送されて来た時、キスしてただろ。忘れたとは言わせねぇぞ。」
「あ、あへはほんほほひひはふ(あ、あれは本当に違う)」
「何言ッてるか分かンねぇ。」
ひ、酷い…!
何これ酷い!
北条さんと稲森さんに助けてほしいと視線を向けてみるも、
「…。」
「…。」
真顔で見つめ返されるだけでした。
何これ怖い。