原作沿い3

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「きゃはっ!」
「くッ!」
「ウソ!!ウソ!?いけるかも!?」
「あともうッ」


【最後の手段】


風さんの一撃で、ぬらりひょんは倒れた。
これで、これで終わり。
終わりなの?

「はぁっ…はぁっ…!」
「うッ!」
「え!?」

ぬらりひょんの一部が残っていないか探していると、桜井さんの顔が青ざめているのに気付いた。
恐る恐る桜井さんの視線の先を追う。
そこには…

「お…終わ…ら…ないよ…終わらないよ、こんなの。」

姿を変えたぬらりひょんが立っていた。
風さんが私達の前に出てぬらりひょんを睨みつける。

「ふーっ、おまえは…おまえはもういい。もう…わかった。」

風さんとの勝負はもういいと呟くぬらりひょん。
それに構わず風さんが攻撃を仕掛けていく。
だけど、

「くそッ!」

風さんのスーツも限界になり、風さんはそのまま倒れてしまった。
風さんも…駄目だった…。
私達が…私、達がなんとかしなきゃ…

「もう…あきた…」

ぬらりひょんのその言葉に、そこにいた全員がゾクッとした。
そして、

「ここにいろ…後で相手してやる。」

そう呟いた後、ぬらりひょんは目の前から消えた。
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