原作沿い3
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小さな黒い玉が集まってできた黒い玉。
それが何か分からなくて、でも嫌な予感がする。
どうにかしようと考えた直後、その黒い玉が飛び散った。
【強き想い】
「ああッ!」
「うッ!」
「きゃあァあァァ!!」
黒い玉は私達を襲う。
私達の体に無数の玉が命中する。
「ぎょーん!」
「北条さん…っ!」
玉に顔を歪めながらも私に駆け寄ってくる北条さん。
そして、私の体は北条さんに強く抱きしめられた。
「うう…」
玉の攻撃が終わり、私達はゆっくりと起き上がる。
私はまた北条さんに守られたんだな…。
「ありがとうございます。」
そうお礼を言おうとしたら…
「あ……。」
北条さんのスーツからドロッと液体が零れた。