中編用
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「え?何?何が起きてんの?」
外国人の隙間から見えたのは、四人の黒服を纏った人間だった。
【黒服登場】
どんどん殺されていく人達。
玄野君を守るおじさん。
おじさんが銃を構えて撃つけれど、簡単に避けられてしまった。
「あっ…おじさん!」
黒服の一人がおじさんの後ろに回り込む。
そして、スーツについた装置を割った。
確か…スーツからあの液体が漏れると…もう…
「くっ…!」
私はおじさんに駆け寄る。
すると、おじさんの後ろにいた黒服がその場から飛びのいた。
私は銃以外に持ってきていた刀の柄を取り出す。
勝者君も刀を振りまわして黒服を相手にする。
「お?この女なかなかやるぜ!」
初めて刀を使うわけだけど、意外と相手できてる気がする。
黒服が手から刀を出し、構える。
こいつら…人間じゃない…。
「ちッ!」
「え?」
悔しそうな声が聞こえて振り返れば、勝者君の転送が始まっていた。
これはつまり…
「残ったのは…私とおじさんだけ…?」
一瞬で窮地に立たされてしまった。