中編用
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誰かが通報したのか、たくさんの警察が来たけれど…
「…うわ…。」
一瞬で恐竜にやられてしまった。
そして聞こえてきた低い声。
「許すまじ…許すまじ、小さき者ども。」
そんな事言わずに許してもらえませんかね。
【勝利!】
「我が子を危めた者ども…この身亡びるまで滅してくれよう。覚悟せよ、小さき者ども。」
皆が恐竜が喋った事に戸惑う。
私はとりあえず、危険を感じたため恐竜から距離をとった。
その直後、今さっき自分のいた場所に打撃が加えられた。
「だめだ…俺ら全員、死ぬ…。」
「逃げても…無理だ…。」
「来るぞォ!ふせろォ!!」
玄野君の声に一斉に伏せる私達。
直後、近くにあった建物が吹き飛んだ。
おー、危ない。
「俺だッ!」
ん?
「俺だッ!おまえの子供を殺ッたのは!!首をとばしてやッたッ!!」
玄野君がそう叫んだ直後、恐竜が玄野君だけを狙いだした。
呆然とする私達。
もしかして、守ろうとしてくれてるの…?
「お、らァッ!!」
「!」