中編用
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出てきたスーツを着て、適当に武器を手に取る。
なんかコントローラーっぽいものも持っておこう。
「ん?」
気付けば、目の前の風景が変わっていた。
【ミッション開始!】
私の目には、見た事のある風景。
外に…出てきた?
ここは…千葉だ。
「ここで…戦うの?」
ちょっとまだよく意味が分かってないぞ私は。
一体何処にあの星人がいるのかも分からないし…。
とりあえず、探せば良いのかしら。
「このコントローラー…どうやって使う…お?」
探すとしてもなんか広いし、どうしようかと一緒に持ってきていたコントローラーをいじっていたら地図が表示された。
一緒にマークも。
もしかして、これが星人の居場所って事?
「え、こんなにいるの?星人って。」
一匹だと思ってたのに、結構な数が表示されている。
「わ゛ァーッ!!」
「ぎゃあッ!」
「ん?」
地図を見ていたら遠くから悲鳴が聞こえてきた。
視線を向ければそれはまぁグロテスクな光景が広がっていた。
「うわ…何あれ…。」
「爆弾だ!頭に爆弾入ってるぞッ!」
「こっちに戻ると音がしなくなッたッ!」
彼らのいる場所と表示されている地図を見比べる。
四角で囲まれたエリア。
そこから外に出ていく彼ら。
なるほど、この範囲から出ると私もああなっちゃうわけね。
そして…
「逃げようとすれば殺す…か。」
こんなハードなゲーム、初めて。