中編用
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私の【死】は突然訪れました。
「ほぁ?」
【やるべき事はただ一つ】
「ここ、何処…?」
知らない部屋で目を覚まし、辺りを見回す。
周りには知らない人ばかり。
なんかパンダもいる。
「誰か止めろよ。」
そう言われて気付いたけど、男の子二人が喧嘩している。
かなり激しい殴り合いだ。
「あ。」
その殴り合いは、圧倒的に弱い男の子によって終わってしまったけれど。
もう少し早く起きていたら、もっと見れたのかもしれない。
少し残念だ。
「あ、おはようございます…?」
「うー…ん?おはよう?」
短髪の少年にそう声をかけられ、私も返す。
しかし…「おはよう」なんてなんとも変な話だ。
私は確かに…死んだのに。