中編用

□7
1ページ/5ページ

大きな音が響き渡って、私達はある場所で足を止めた。
そこには…

「加藤ッ!」

計ちゃんが…いた。


【ミッション終了】


「なんだ…どーなってんだ…?」
「どーしたの?あのアパート?」
「崩壊してる…。」

笑う計ちゃんの後ろには崩壊したアパート。

「終わったぜ、全部。」

どうやらボスを倒した…という事らしい。
でも、何でだろう?
全然安心できない…むしろ…

「…」

不安でしかない。

「あっ!?」
「うわっ、あっああっ!痛ってえっ!!」

そう思った直後、大きな鳥みたいな怪物がゾクの一人を掴んで空へと舞い上がった。
もしかしてあれがボスなの!?

「アタマが…アタマが生きてやがったっ!」

目の前にあのゾクの頭が落ちてくる。

「いやあぁああっ!!」

私はあの人の元へと無意識に駆け寄っていた。

「あっ…」

ドンッ

あの人と私の目の前に降りてきたボス。
あまりの大きさにあの人の体が再び震えだした。
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ