原作沿い3
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「おいおい、オッサンは俺だけかよ。」
まさかの六人目…。
矢沢年男さんというらしい。
北海道から…か。
「あと三人だよ…。」
「あと三人か…少ないな…。」
ふぅ、あと三人も来るのか…。
私達、関係ないのになぁ。
西君達もそう思ってるんだろうな…。
「オッサンどうしヨロシクな!!」
なんかあそこで矢沢さんが一方的な親近感を感じている…。
それをジーッと眺めていたら、七人目が転送されてきた。
「あれ?」
「あ。」
なんだか、見た事ある人が…?
「加藤、君…。」
この人は…
「生きて…たんですね、加藤君。」
「有難う…来てくれて…」
「ううううううウウう」
そうだ、大阪にいた人だ。
「あ゛ああううううゥウうォ」
「よかッた…キミも生きてたんだな…。」
「加藤の…知り合い?」
あ、そうか…玄野さんは知らないんだ。
「僕は…ウッうぐッ…うッ…約束をッうッ、守りましたッ!」
眼鏡さんがそう言った直後、誰かが転送されてきた。
「あ…。」
大阪の…死んでしまった女の人だ。