原作沿い2
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「おい変態全裸野郎!ぎょんぎょんに何してやがンだ!?」
西君が大きな声を出して桑原さんに怒鳴る。
そして額にXガンを当てた。
「ちょ…マジ堪忍…!」
「あぁ?自分が何したか分かッてンだろ…?」
「わ、悪かったて!ほんま!!」
さすがに全裸の状態でXガン突きつけられたら怖いのか、桑原さんが土下座する勢いで謝る。
「に、西君…良いよ…な、何もされてないから…。」
私は桑原さんが可哀想になって西君を止める。
そして稲森さんも止めた。
「ちッ…甘いぜ…。」
「大丈夫か?」
北条さんが私を桑原さんの近くから離し、頭を撫でてくれる。
加藤さんの所に行った時もホッとしたけど…
「一発くらい撃って良いんじゃね?」
「俺もそう思う。」
「おいおい、お前ら…。」
この三人と合流できた時の方が、もっと安心する。
私、やっぱりこの三人が好きなんだな。
「桑原さん。」
「…ん?」
二人から解放され安心する桑原さんにゆっくりと近寄る。
稲森さんが「危ないぞ!」と言っているのが聞こえる。
確かに危ない。
色々と。
でも…
「もうあんな事、しないでくださいね…?」
別に桑原さんの事、嫌いじゃないし…。
桑原さんは私の言葉を聞くと、目を見開いた。