原作沿い

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♪あ〜た〜らし〜い あ〜さがきた

「あ。」

♪き〜ぼ〜うの

「…きたな。」
「…はい。」

♪そ〜れ いっち にぃい さんっ

「なんだ…?」

皆がガンツに現れた文字を読む。
前回参加者は今回のターゲットが気になるみたい。

「あ…出た。」

出て来た写真は二つ。
なんか、見た目からして強そうな星人だな…。

「でも、関係ない。私が…私が殺すんだ…。」
「…お前…。」

ジッと写真を見つめながら呟く。
ホモの学生さんが、驚いた顔で私を見ていた。

「そろそろ開くから気をつけてくれ。もうすぐだ…」

加藤さんがガンツが開くから気をつけろと皆に声をかける。
本当に優しい人。
本当に…西君が嫌いそうなタイプの人。

「うォオオーッほォーッ!」

それぞれが気にするのはやっぱり銃。
皆が銃を手に取っている。
感心する人もいれば、喜ぶ人もいる。

「…稲森さん、どれにします?」
「あの姿消すやつが良い。」
「あぁ、コントローラーですか?どうぞ。」
「ん。」

稲森さんと一緒に武器を選ぶ。
私はXとYの形をした銃。
できればYの形した銃で送ってあげたいかもしれない。
あの時は、怒りのあまり撃ってしまったんだけど。

「武器は…刀かなー。」
「どうぞ。」
「おー、かっちょえー。あ、銃も欲しい。」
「どうぞ。」

とりあえず、私と稲森さんは絶対に生きて帰る。
そう気合いを入れた直後、

「惑わされるな!!バカモノどもが!!」

とお坊さんが怒鳴った。
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