原作沿い

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数日経った日の夜。
あの感覚が私を襲った。

「…今日…か。」

私は動きやすい服を着る。
点数を稼ぐんだ…だけど、死なない。
絶対死なない。

「よし…よしっ…!」

気合いを入れる。
頑張る。
稲森さんと頑張るんだ。

「あっ…」

転送が始まる。
今度は…誰がいるんだろうな。

「……あ。」
「……チッ。」

私が出てきたのは…あの学生の隣だった。
…ガンツめ…。

「どうも。意外に普通の格好するんですね。」
「はぁ?どういう意味だよ?」
「ネグリジェとか着てそうなのに。」
「ぶはっ!!」

私の言葉に玄野さんが噴き出した。
あぁ、まだ色々言ってやりたい。
私はこの学生さんも玄野さんも許さないんだから。

「また来たか…」

…何この人達。
今日はこんなに人数がいるの?

「これ全部新メンバーか…」
「ああ…」

学生さんの後ろに貞子さんが現れる。
私はくいくいと学生さんの袖を引っ張った。

「あぁ?何だよ?」

嫌そうに聞いてくる学生さんに後ろを見るように指さしてやった。
そして…

「わああああっ!!!」

学生さんは悲鳴を上げて逃げた。
ふん、ざまーみろ!
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