桜花乱舞

□第玖話〜禁門の変事件録2〜
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総司達と共に大広間へと向かえば
羽織を来た幹部たちが座っていた。
…これから…始まるのか。


土「全員揃ったようだな…。よし、今から…緊急幹部会議を始める。」


近「まず…初めにだが…。今回は長州の取り締まりになる。」


会津藩から直々の通達があったらしく
それは、私達新選組が召還されたということ。


翡翠「前回の池田屋で…私、総司、平助は負傷を負いました。
今回の件については私達は屯所で留守番をさせていただきます。」



一「それに…総司と左之、俺が取り逃がした浪士も来ると思われる。」



総「傷が残ってる訳じゃないんだけど…それにこの間の借りも返したかったんだけど…本調子じゃないしね。」



平助「つーか、総司が本調子じゃなかったら大丈夫なわけ?」



左之「平助…馬鹿か。土方さんがいるだろーが。」



新八「そうだぜ!平助…なんたって剣豪の俺がいるんだからな!」



でも、重要な要は人数だ。
池田屋事件のとき、多数の死傷者が出た。
なるべく、今回も死傷者を少なくはしたいが規模が規模なので無理な話だ。




翡翠「副長、失礼いたします。千鶴はどうするのですか。」




…伝令約として活躍を見せた千鶴。
どうやら今回の件で、兄上たちと共に突いていくらしい。




千鶴「翡翠さん、私、行きます。役に立ちたいんです。」




翡翠「千鶴…私達は命をかけて屯所を守る…だから千鶴も…成すべきことは成せ。」




総「とか言ってるけどさ。翡翠は本当は参加したいんでしょ?」



平助「そーそー。本当そこは素直じゃねえよなっ!」



翡翠「なっ…ふざけるな…今回は総司が心配だからっ…/////」



左之「総司と一緒にすごす時間が欲しい、とかじゃねえよな。」



皆ニヤニヤして私を見る。
…本当にコレから戦なのかと思うぐらい気が抜けてる。




翡翠「だぁーっ、もう。ご武運を祈りますっ!!!!!」




こうして、新選組達は、京の市中へと向かった。
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