時代の遊子

□拾陸頁目〜正面突破〜
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誰だろう…僕を呼ぶのは…。



沖田くん?沖田くんなの?



いやーーー違うーーーー



?『安定』



清光?いや、アイツの声はあんなに高くない。



じゃあ誰だろ?



僕の目の前に一筋の光の道が見える



そこには…大きな扉。



あとは何もない真っ暗な闇



名を呼ぶ方向に歩を進める僕。



大和守「…これは…僕?」



大きい扉、聞こえる声。



?『−−私の前に具現化せよ』



その声につられて、僕は…重たい扉をあけた。



目を開けてみればーーそこには見たことの無い景色




大和守「僕は大和守安定。沖田総司の愛剣の一つ。扱いは難しいけどよろしく。」




目の前にいたのは…沖田くんの…愛妻翡翠さん。



ーーそうか…キミだったんだね。僕を呼んだのは




翡翠『…よろしくな。大和守安定』




大和守『よろしくね。翡翠さん』




清光もいるって知ったときは…嬉しかった。




身体を与えてくれてありがとう翡翠さん。




ーーーはやく、解放して




ーーー僕は此処にいるよ?





あ、見えた…石切丸さんたちだ…。





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