時代の遊子
□拾伍頁目〜過去との接触〜
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大和守『…早く…来て…清光…』
視界が真っ暗だ。
回り広がる闇の世界。
早く、早く出して。
またお前とバカ騒ぎしたいんだ。また和泉守さんや堀川くんと語りたいんだ。
総『…新しい刀…』
ねぇ…主…、清光のこと忘れないでよ。
大和守『……きよ…みつっ…』
あれから、幾度となく…涙を流した。
人の体をもらって思う。
"これが涙"
感情なんか無かった
物だったときの僕ら。
でもこうして降臨してわかった
感情は…とても、大事なものなんだと。
大和守『清光…清光…お前はどこにいるの?早く助けて…』
この叫びは、届くのかな。
清光と、麟翔さんに。
拾伍頁目〜過去との接触〜