時代の遊子
□陸頁目〜和泉守、参戦〜
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土『刀はもう…必要ねぇってか…』
悲しげに呟いた主。
刀はもう必要ない…のか、そうかもうそういう時代になっちまったのか。
オレは兼定ではあるが…二代目ではない。
所詮、それだけのものだった。ということ。
堀川「…兼さん…僕達…どうなるのかな」
和泉「時代の流れだ仕方がねぇよ。」
どこかで踏ん切りをつけないと、自分自身が持たないということはわかっている。
ただ、それが遅すぎただけだ。
歴史修正主義者から時代の改変を防ぐために具現化されたオレと堀川。
――よもや、最初が"函館"になろうとは、皮肉なものだ。
今、目の前には大勢の敵がいる。
和泉「…久々に暴れてやろうじゃねぇか。」
苦戦してるみてぇだ。
堀川と麟翔は必死に敵をなぎ払っている。
――早く行ってやらねぇとな。
土『和泉守…、お前はよくやってくれてる』
主、今オレは…貴方の近くにいます。
許されるのならば、貴方にまた、握ってもらいたい。
しかし、主にあってしまうのは理を破ってしまうことになるからな。
堀川「麟翔さん…!!!キリが無いですっ…!」
麟翔「くっ…。」
あーあ…統率がなってねぇじゃねぇかしょうがないなぁ…。
行ってやろうじゃねぇか…。
陸頁目〜和泉守、参戦〜