時代の遊子

□参頁目〜奇襲〜
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『奇襲をかけられたら、落ち着いて判断して行動して行くのが大事だぞ』






何時ぞや言われたその言葉。
もう、とうの昔にしかすぎない。





300年以上たった今、わかること。






麟翔「刀にとって…主は大事だな。」






皮肉に、思う。



目の前にいる敵の数は三体…これなら最初に一発で





殺れる。




こんの助「……油断しないでください!麟翔様っ!」




白狐は丸腰故…妾が倒すしかないのか。




翡翠『くそっ…敵に囲まれたっ…』




主、貴殿はこの時どう行動しましたか?




翡翠『麟翔、敵数が多いが…しっかり働いてくれよっ…!』




敵が目前にいるにも関わらず瞑想する麟翔
封印が解き放たれた麟翔は悠然と構えている。




「……キィィ!!!!!!」




音を立てて向かってくるそれは妾に斬りかかろうとするのが見えた。




……キィン。





静かに、抜き放つ。そして、敵は散った。
しかし、まだ次から次へと襲ってくるのだった。





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