Poem

私の思い。
文字にして残しましょう。
◆時の歩行者 


歩きましょう
歩きましょう
歩調を揃えて
いち、に、いち、に

進むたびに背は伸びて
君より高くなりました

歩きましょう
歩きましょう
歩調を揃えて
いち、に、いち、に

またまた背は伸びて
君が私を抜かしました

歩きましょう
歩きましょう?
君は動かなくなりました
進みましょう
進みましょう?


君は手を振りました
君は赤く染まり見えなくなった


歩きましょう
進みましょう
君がいないこの道を
歩きましょう
進みましょう

先にゴールへたどり着いた君を追うために

急ぐことは出来ないこの道を
進みましょう



翡翠

2012/04/24(Tue) 02:45 

◆空っぽの 


「ゴメン」

何に対しての言葉ですか

「ゴメン」

何を許せばいいのですか

「ゴメン」

教えて下さいよ

「ゴメン」

それ以上喋らない君に言う

「イイヨ」

空っぽの言葉
空っぽの思い

馬鹿馬鹿しくて
疲れてしまうね

翡翠

2012/04/19(Thu) 23:49 

◆未来 


“それ”はとても意地悪だと思いました


“それ”は大事な人を奪いました
“それ”は私の命を削りました
“それ”は真っ暗で何も見えませんでした
“それ”はいくつもの種類がありました
“それ”はいつ終わるか分かりませんでした


でも“それ”があるから「今」の私は希望が持てると言う事も事実でした

私にはまだ“未来”が残されているのだと

だから私は進みます
いつ終わるか分からない明日かもしれない何十年後かもしれない

でも私はまだ進みます

“未来”は優しい時もある事をしっているから
まだ進めるのです


翡翠

2012/01/29(Sun) 13:44 

◆幼子 


「早くしないと置いて行くよ」

そう言うと幼子は必死で顔をあげて手をのばした

大きくなった幼子は

「早くしないと置いて行くよ」

と言われても

「先に行ってて」

と悲しげに笑ってたっている



中々僕が進まないでいると

「後で行くよ。ちゃんとね。」


幼子は僕より強くなったんだ


芙和李

2012/01/29(Sun) 00:38 

◆時間 


寝てる時間と起きてる時間
笑う時間と泣く時間
幸福な時間と不幸な時間

全てを決めるのはアナタです
好きなように生きれば良い


翡翠

2012/01/23(Mon) 02:13 

◆偽 


『人』の『為』にすることが

【偽】だと言うのなら


私は偽だってかまわない
「本物」になれないと言われても

【偽物】を本物にしてみせよう

そんな生き方だって良いじゃない。


翡翠

2012/01/23(Mon) 02:07 

◆数字 


君に「ごめんね」って言った数は数千回

君に「ありがとう」って言った数は数百回

君に「好き」と言った数は数回

君に「愛してる」って言った数は0回


本当は全部数えきれない位思ってる

翡翠

2011/12/12(Mon) 03:16 

◆天の邪鬼 

天の邪鬼は言いました

「悲しくなんかないよ」

「苦しくなんかないよ」

「だから助けてなんて言わないよ」

「泣いてなんかないさ」

あぁそうかい
なら何故君はわざわざ言うんだい誰も尋ねて無いのにさ
悲しくないと主張するんだい誰も決めつけてないのにさ

嘘つきな天の邪鬼
自分にも嘘つきだ

君の言葉は気づいてほしいと聞こえるさ

気づかれたくないのなら最後まで口に出さないはずじゃないのかい

そらもう皆知ってるよ

天の邪鬼や
天の邪鬼や
気づいてないのは君だけさ


踏まれて痛い思いをする前に
天の邪鬼なんてやめておしまい


君は誰も攻撃してないのに『守って』ばかりで
悲しい位に滑稽さ


翡翠

2011/11/24(Thu) 22:36 

◆無重力 


重力に引っ張って貰えず

私だけがふわふわと
ボーっと浮いていた

何にもない所をふわふわとゆらゆらと

涙も地面に落ちずに浮いていて
泣いたことすら分からない

居心地の良し悪しもない
風景への感動もない
手に触る物もない
何にもない

ふわふわゆらゆら地面で立っている皆から離れてく

ある日浮いている私をまっすぐに見た人がいた

笑いながら少し乱暴に手をとって

「おいでよ。」と

何にもない所から
何かがある所へ

重力を手に入れた体は重く重く重くズンと沈みそうで

辛くて苦しくて痛くて
泣き出した

涙は重力に引っ張られ地面へ落ちた

ぁ…あ、あぁ…あぁ、嗚呼!!

私は

私はこの“重さ”が欲しかった

ずっとずっと

このやけに不自由な重力に引っ張られたかった

それに気づいた時私は
さっきとは違った涙をこぼした



翡翠

2011/11/21(Mon) 00:38 

◆子供 

七夕の願いは叶うものだと
サンタクロースはどこかにいるのだと
世界も私も変わらないものだと

子供の私は信じていた

急いで大人になる事を求められた私は知った

七夕の願いは願うだけでは叶わない
サンタクロースはいない
世界も私も変わってしまう


信じていたものを否定するたび大人になった

そうやって置いて行った子供は泣き叫ぶのだ

「私はここにいるの」

大人へ近づいている私は言い返す

「お前はもういらないんだ。出て行け。」

実は知っている

子供の私が泣き叫んでいる時点で私は大人では無い事を

大人のふりをするのが上手い子供

自由に我がままを言って
頭を真っ白にして泣いて
ささいな事に思いきり笑って
とんでも無い事を願って
自分を無条件に信じられる

子供を見て思う

『子供でいたい』

翡翠

2011/10/20(Thu) 00:31 

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