PUROKENSHI
□第17話
1ページ/6ページ
屋嘉坂「…」
日程表を見終えてから歩き出す屋嘉坂監督。
屋嘉坂「…どうするべきか。いきなりガチガチにしない方がいっかな〜」
麻希「ふう…ノックは全員分終了か」
応条「お疲れー!監督も来ないし休憩しちゃう?」
永良「休む気満々か」
麻希「そうだな…」
屋嘉坂「おい…応条、永良…こっちこい」
応条「え?」
永良「へ?」
麻希「お二人だけですか?」
屋嘉坂「あと、お前もだ麻希」
麻希「…そうでしたか」
屋嘉坂「雅也、ちょっと3人連れて離れるから後頼むな」
雅也「あ、ハイ!」
屋嘉坂監督はそのまま麻希、応条、永良の3人を連れていく。
吉光「…あれ?いつの間に屋嘉坂監督来てたんですか?」
藤「…今さっき来た所じゃないか?」
吉光「何してたんでしょうかね?」
藤「…さあな」
雅也「麻希さんも応条さんも永良さんも二軍生活長いみたいだからな。色々話すことあるんじゃないか?」
吉光「そ、そういうものなんでしょうか…」
藤「…練習中に?」
雅也「一軍の話とかだったらいつでもあり得る話だろう」
藤「…なるほど」
柳「おーい、監督いなくなったみたいだけど、何かあったのか?」
雅也「あ、柳さん。麻希さん達に用があったみたいですね。俺達は練習していてくれと」
柳「ふーん。首かな?」
雅也「縁起でもない( ̄□ ̄;)」
柳「今年は野手の新人が多いからな〜。入った分は減るだろ」
雅也「それはそうかもしれないですけど…いきなりそんな話にならないとは思いますよ」
吉光「僕達は何とも口に出し辛い話題なんですが…」
藤「(…割とどうでもいい)」
域真「あっれー、集合かかったわけでもないじゃない感じっすか!?」
塚道「日本語めちゃくちゃだぞ!?」
柳「なーに、内野に2人、外野に2人だから枠潰しの熾烈なレギュラー争いが盛り上がるって事だな!」
雅也「むしろ俺達が能力とか被ってそうなんですが…」
柳「あっそうなのか?」
雅也「いや、見た感じ…皆守備得意で打撃はそうでもって感じだろ?」
吉光「まあそうかもしれないです」
塚道「そうでもないっすよ!」
藤「…そんな感じかもっす」
域真「俺は俊足が持ち味っす!」
神野雅也が新人4人に振るので、皆答える。塚道以外は打撃はそこまで得意とは言えないみたいだ。
雅也「お、塚道は違うのか」
塚道「俺は苦手分野ないっすよ!打撃も走塁も守備も任せてください!」
藤「(…突出してないだけでは)」
失礼ですよ( ̄ー ̄;)