PUROKENSHI

□第17話
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屋嘉坂「…」


日程表を見終えてから歩き出す屋嘉坂監督。


屋嘉坂「…どうするべきか。いきなりガチガチにしない方がいっかな〜」







麻希「ふう…ノックは全員分終了か」


応条「お疲れー!監督も来ないし休憩しちゃう?」


永良「休む気満々か」


麻希「そうだな…」


屋嘉坂「おい…応条、永良…こっちこい」


応条「え?」
永良「へ?」


麻希「お二人だけですか?」


屋嘉坂「あと、お前もだ麻希」


麻希「…そうでしたか」


屋嘉坂「雅也、ちょっと3人連れて離れるから後頼むな」


雅也「あ、ハイ!」


屋嘉坂監督はそのまま麻希、応条、永良の3人を連れていく。


吉光「…あれ?いつの間に屋嘉坂監督来てたんですか?」


藤「…今さっき来た所じゃないか?」


吉光「何してたんでしょうかね?」


藤「…さあな」


雅也「麻希さんも応条さんも永良さんも二軍生活長いみたいだからな。色々話すことあるんじゃないか?」


吉光「そ、そういうものなんでしょうか…」


藤「…練習中に?」


雅也「一軍の話とかだったらいつでもあり得る話だろう」


藤「…なるほど」


柳「おーい、監督いなくなったみたいだけど、何かあったのか?」


雅也「あ、柳さん。麻希さん達に用があったみたいですね。俺達は練習していてくれと」


柳「ふーん。首かな?」


雅也「縁起でもない( ̄□ ̄;)」


柳「今年は野手の新人が多いからな〜。入った分は減るだろ」


雅也「それはそうかもしれないですけど…いきなりそんな話にならないとは思いますよ」


吉光「僕達は何とも口に出し辛い話題なんですが…」


藤「(…割とどうでもいい)」


域真「あっれー、集合かかったわけでもないじゃない感じっすか!?」


塚道「日本語めちゃくちゃだぞ!?」


柳「なーに、内野に2人、外野に2人だから枠潰しの熾烈なレギュラー争いが盛り上がるって事だな!」


雅也「むしろ俺達が能力とか被ってそうなんですが…」


柳「あっそうなのか?」


雅也「いや、見た感じ…皆守備得意で打撃はそうでもって感じだろ?」


吉光「まあそうかもしれないです」
塚道「そうでもないっすよ!」
藤「…そんな感じかもっす」
域真「俺は俊足が持ち味っす!」


神野雅也が新人4人に振るので、皆答える。塚道以外は打撃はそこまで得意とは言えないみたいだ。


雅也「お、塚道は違うのか」


塚道「俺は苦手分野ないっすよ!打撃も走塁も守備も任せてください!」


藤「(…突出してないだけでは)」


失礼ですよ( ̄ー ̄;)
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