everyoneV
□第74章
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…部活帰り。
challenge高校野球クラスは割と練習時間はそれなりに取るので、他の部活に比べれば帰る時間は遅い方なんだが…。
湯田「ちょっと待つでやんす〜!有田くん!白石くーん!!」
有・白「ダメだぁぁぁぁぁっっ!!」
ダダダダダッ!
有田と白石…2人を追いかけていた湯田だが、一気に引き離される。
普通の走力勝負なら、湯田の方が速い…はず。
湯田「はあはあ…い、行っちゃったでやんす…もう…一体なんなんでやんすかね…あの2人はもう…」
森盛「おーい、湯田く〜ん」
膝に手をついて息絶え絶えの湯田に声をかける森盛。
湯田「も、森盛くん…ど、どうかした、でやんすか?」
↑ 疲れてる
森盛「何してたの?早く帰ればいいのに。有田くんと白石くんと追いかけっこでもしてたの?」
湯田「違うでやんす!追いかけっこなんてするわけないじゃないでやんすか!有田くんと白石くんの2人に「一緒に帰るでやんす!」って言ったのに逃げられたでやんす!困ったモンでやんすよね」
つまり、一緒に帰りたくなかったと…( ̄□ ̄;)
森盛「有田くんと白石くん?うーん、何かあったのかなぁ。急ぎの用事でもあったのかもしれないよ?」
湯田「それはそうかもしれないでやんすが、それならそれで何か言ってほしいでやんす。全く…困った人達でやんすね。せっかくオイラ今日カステラ屋のバイトが無いから一緒に帰ろうと思っていたところだったのにでやんす!!」
湯田は叔父のカステラ屋でバイトをしている。まあすぐ使うので金欠状態が多いのだが。