Novel
□続・やらしい
1ページ/8ページ
あの一件から数ヵ月…。
新八には念願の彼女が出来ていた。
「それじゃー、また明日。」
相手はお通のライブで知り合った新八より一つ年上の女お通ファン。
彼女が出来た時、新八はご丁寧にも銀時たちに紹介してくれた、多分エロメスの時みたいにならないようにだと思う。それからというもの、仕事が終るとデート…デート…デート…で、今では万事屋に泊まる事も滅多に無くなってしまった。
「今日は何処に行くアルカ?」
新八が玄関を出ようとしたところで神楽が呼び止める。
「まだ決めてないんだ。」
新八は苦笑いしながら答える。
その理由を銀時は知っていた、前に新八に相談されたからだ…。
簡単に言えばデートスポットが分からず困っている…だからいつも困った様な顔をしてデートに向かっているのだ。まぁ、自分の場合即行ホテルなので新八にアドバイスなどしてやれるわけがないが、それでも新八は銀時の恋愛論を一生懸命聞いていた。
.