青い空と白い雲

□6・熱
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―― 熱い。――

体の中を炎が巡るように

血液が身体を巡る。


「 熱い 」

と少女は掌を見つめた


「 熱い 」

と少年は額に手をやり呟いた。


温かいなんてそんな生易しいものではない“感情”。


それを持て余すかのように躯の中を炎のような熱を持つその感情が巡る。



++6・熱 ++

 
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