拍手ありがとうございます(´∀`*)
やる気の源ですわーw
よければ何か一言残してってください(`・ω・´)
ここからは「私は、関係ないです。」の番外編過去ver.になります!
ちなみに仁王君視点です。
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これは、俺が2年の頃の話じゃ。
「…お前さん誰じゃ。」
『いや貴方こそ誰ですか。』
サボリに屋上に来たら先に変な女がおった。
見たことない顔じゃな。
…まぁ女子の顔なんてほとんど覚えとらんが。
「…退きんしゃい。」
『何様ですか。』
この女も俺に構って欲しいんか…めんどいのう。
「今はそういう気分じゃないナリ。」
『へ?』
お前さんの相手をする気分はないって言ったんじゃ。
…こんなことを言うと女はすぐ泣くからのう。
泣くんじゃったらここ以外のとこで泣いてほしいナリ。
『…クッ…ぅ…ふっ…』
案の定、泣いているのか目の前の女は俯いて震え出した。
泣くだけなら退いてくれんか。
『はー…ふっ…じゃあジャンケンで勝ったらここにいれるってことでどすか。』
と、空を眺めていたら泣き終わったのか知らんが女が変なことを提案してきた。
…てっきり誘ってくるか逃げるかだと思っとったんじゃが。
いやある意味誘っとるな。ジャンケンに。
というかなんじゃこの女、わからん。
「何の為にじゃ。」
『それが一番てっとり早い。』
本当にこの女、怠い。
「…はぁ、わかったナリ。」
『ため息つくと幸せが逃げますよ。』
「お前さんのせいじゃ。」
『え、サーセン。』
…ただ俺に絡みたいだけかこの女。
…しかたないのう。
『そいえば…ぎゃっ!』
また何か話そうとしていた女を押し倒す。
…もっと色気のある声出せんのか。そそられんナリ。
『いって…え、何してんすか?』
「終わったら退くこと前提じゃ。」
『は?』
わざわざ天然みたいなキャラつくらなくてもいいナリ。
演技する女なんて今まで何人もいた。
こいつもどうせその1人じゃ。つまらん。
「無駄な演技はいらん。どうでもいいナリ。」
『え…ちょ、まっ…』
まだ続けようとする女に嫌気がさして、キスをしてやった。
…してやったはずだった。
『…まじで意味わからん。』
「?」
なぜかその女の唇と俺の間に手があった。
寸前のところで目の前の女に止められたんか。
…なんでじゃ?
「こっちが意味わからん。」
『ふざけんな。…退いてくれません?』
「は?」
『私別にこーゆーことする気ないんで。』
…せっかく俺から誘っとるんに…この女は…
「何が目的じゃ。」
『…あ?』
「ただ喋るだけなら今は気分じゃないナリ。」
『じゃあ別に話さなくていいよ。』
よっこいしょ、と言って立つ女はそれ以降何も言わなかった。
「…お前さん、出ていかんのか。」
『え?何で私が出ていかなくちゃなんですか?』
「…関わる気はないナリ。」
『…とりあえず会話のキャッチボールが成立しませんね。』
…これが俺とお前さんの出会いじゃった。
(現在)
『…え、私そんな危ない展開だったっけか。』
「危ないってなんじゃ。」
『いや…仁王君最低なのは覚えてるけど。』
「………。」
(あやふやすぎる出会い)
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あ、これ多分続きます。