OKADA'scafe
□Calling
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しゃーないなぁ…。
たまには出掛けようと思ったけど、珈琲を飲みながら読みかけの本を読むことにした。
あこが寝ている横に腰掛けて、寝顔を見ながら本を開いていると、
Piriririririri…
突然、サイドテーブルに置いてある携帯が鳴り響く。
『なんや???』
今までピクリとも動かなかったあこが布団をはねのけて、俺を乗り越え携帯を取る。
あこ「もしもし!
…はい。なんだ佐藤かぁ。
…うん。指示出してるよ。
…それで?…よかった!うんうん。
…え〜私?寝てたよ(笑)」
どうやら、仕事の電話みたいやけど、なんかあこの態度にムカつく。
ベットでゴロゴロしながら、足をパタパタさせて嬉しそうに話しているあこ。
おまけに寝起きの無防備な声。
なんや?さっきまで全く起きひんかったのに…。
それに、サトウってあこの会社の男の後輩やなかったか?
あこ「ありがとう、佐藤。
…うん。…だからありがとうって…
え〜?…ゴハン?
ん〜。分かった…奢るからさ〜。
…ひゃっ!…ちょっ…あっ…。」
電話に夢中のあこの背中から腕を忍び込ませ、無防備な胸元をまさぐる。