創作場(花朔)

□君はペット❤にゃんばぁワン
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こんにちは。わたし、筧朔羅と申します。7月21日生まれの新蟹座、ごくごく普通のOLです。え、年齢、ですか…?い、言わないといけないんですか…(きょろきょろ)に、にじゅうさん(23)です。。。・・・あっ、なんですか、その反応!?お、オバサンだって言いたいんですか!?ど、どうせわたしはおばさんデスヨ…(涙)
えっ、そんなこと言ってない?あ、ご、ごめんなさいっ!!わたし、勝手に勘違いしてっ…!わたし時々勘違いすることがあって…本当にすみませんでした。え?この敬語喋りですか?あ、これ癖なんです。昔からの。だから、気にしないでくださいね(にこ) 
「朔羅さ〜ん!」
「あっ、はーい!」そう言って朔羅は自分を呼んだ同僚の夏美のところへ走っていく。
「朔羅さん、誰と喋ってたんですかぁ?」レナが不思議そうに尋ねる。
「何か、自己紹介してたみたいだったけど…?」レンも首を傾げながら話す。
「あ、いえ。何でもないんです。すみません、途中で抜け出してしまって…」
申し訳なさそうに言う朔羅。
今は昼休み。朔羅たちGB会社の社員は忙しい仕事の手を一旦休め、つかの間の休息をとっていた。お昼ごはんを食べる者、ロビーで談笑する者、パソコンの画面に食いいっている者…。様々に過ごす社員たちの姿があちこちに見える。そして、昼休みの1時間は休憩はもちろんのこと、社員たちの情報交換の時間でもあった。
「企画部の○○さん、離婚したんだって!」「うそ!あんなに夫婦仲よかったのに!?」「それと、人事部の××課長、浮気してたらしいわよ〜?」
「そうそう、それがこの間奥さんにバレて修羅場だったんだって!!」「うわぁ〜」
昼休みともなればこんな会話がそこいらじゅうで交わされる。
それはここでも例外ではなかった。
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