ショート

希望に満ち溢れた絶望
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石丸 「色々あったが、一番の朗報と言えばやはり…」

江ノ島「続・編・決・定!! やっぱこれっしょ!」

石丸 「そうだな! ちなみに正式タイトルは、『スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園』だそうだが」

江ノ島「今度は南の島が舞台らしいわよ。…光る海、輝く空、ガンガンと照り付ける太陽の下、今度はどんなコロシアイが待っているのか…うぷぷぷぷぷ。ああっ、興奮しちゃうッ! 考えただけで身体が火照ってきちゃう…ッ!!」

石丸 「バ、バカな事を言うな! もうあんな…あんな凄惨な殺し合いなど起こるはずがない! いや、あってはならないんだッ!!」

江ノ島「……は…?? 『起こるはずない』、『起こってはならない』…そんなの全部、アンタの希望的憶測でしかないじゃない。誰もアンタの意見なんか求めてねーっつーの」

石丸 「ぐ…ッ! そ、そうかも知れないが、しかし…!」

江ノ島「…コロシアイは絶対に起こるわよ。断言する。ちゃんと根拠もあるしね」

石丸 「こ、根拠…だと!?」

江ノ島「そ、根拠。…知りたい?」

石丸 「当たり前だ!! 君は何故そう決め付けるのか、その根拠とやらを証明したまえッ!!」

江ノ島「それはね……。コロシアイが起きなければ、ゲームにならないからよ(キリッ)」

石丸 「……。そういう元も子もない事を言うのはよしたまえ! それは言わないお約束だろう!?」

江ノ島「どっひゃー、アンタから『お約束』なんて言葉が聞けるとは…。世も末ですなぁ」

石丸 「今度の『超高校級』の生徒達もかなり個性派揃いのようだな。まだ数人しか発表されていないが、中でも特に強烈だったのは…」

江ノ島「顔は某かませ眼鏡、体型はひふみんそっくりなあいつね! 一部ファンからは、十神ならぬ豚神(とんがみ)なんて呼ばれてるらしいですけど」

石丸 「ああ。彼はやはり十神くん…なのだろうか?」

江ノ島「さあねえ…。でもさ、可能性は無きにしもあらずって感じじゃない?」

石丸 「やはりそれは発売されてからのお楽しみ、というところだろうか」

江ノ島「そういう事ですね。こんなぶっ飛んだゲームを作ったスタッフですから、次回作も良い意味で我々の期待を裏切って頂きたいものです」

石丸 「江ノ島くん、また人格が変わったのか…。…ああそうだ。人格が変わったと言えば、小説版『ダンガンロンパ/ゼロ』での君の…いや、『音無涼子』の暗躍ぶりは見事だったな」


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