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□+溺愛+
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「おはよー一護っ☆」
家を出るとドアからちょっっっと離れた所に一護が居てくれる
「あー。・はよ//」
待っててまでくれるのにそっけない挨拶。
「今日、スゴく早く来てくれたのにごめんね・・?なんか・・おK」
「いや、名無しさんの為ならいいっつーか・・//まぁ気にするな」
だいたいが照れ隠し。
そんな一護は幼なじみで兄妹みたいってまわりから言われるくらい近い存在だった
(絶対俺が惚れてんの気付いてねーな・・・υ)
一護からみる名無しさんは、恋愛よりも趣味・食。おまけに鈍感なため、一護に愛されているなんて誰が教えても“まさかぁ☆”など、全く、興味すら持たない様子だ
「聞いてる?一護?」
「わ、悪ィ。なんだっけ?」
なんて考えていたら全て名無しさんの話を聞き流していたらしい
「あ、あのね・・・///」
『名無しさんちゃんっ
名無しさんちゃあ〜ん!』
遠くからこちらに走って来るのは浅野啓吾。名無しさん目的、下心まるだしな笑みでこちらへ近づく
「狽ヲっ?いち・・」
気づくと一護は名無しさんの手をひいて啓吾の居る逆方向へと走っていた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「はぁっはぁっ・・!」
「ねぇ・・・一護」
走り終わると学校裏へとついていた。
「悪い・・・名無しさん」
「どうして走ったの??浅野くんと喧嘩でもした・?」
「いや、ただ・・・//」
「・・ただ?」
珍しく真剣そうな名無しさんの目に、俺は聞き返してみた
「名無しさんは・・・どうした?//何か言おうとしてただろ?」
「え!・・・っと私は、その///」
これもまた珍しく、一護の前で名無しさんが赤くなる事などなかった
「・・私最近ね、
一護を見てると苦しくなって・・・
それで・・・もっと一緒に居れたらなって//
・・一護がスゴくその、必要になったっていうか///」
「・・・あぁ/」
一生懸命に、思った事を告げただけの告白。
それでも解ったかのように頷く一護
「コレが・・・好きって事なのかな?///」
「あぁ//・・一緒だ☆」
「!一緒って・・・」
「・・好きだ//名無しさん」
「う・・嬉しいよ一護っっありがとうっ//」
「あぁ・・・サンキューな。名無しさん」
ギュッ と抱いたら抱きかえってくる
それが嬉しいと思えたのは一護のお陰だった。
初めての恋も
初めての告白も
全部の始まりが一護。
一護の彼女になってからは、一護からもらった愛を倍に倍に返していきたいよ―――・・・。
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