夢日記





こんなはずじゃなかった。
あたしはただ夢案内人の白龍が私の好きな夢を見せてくれるって言われたから大好きな遙か3を体験したいって答えたの。
初めっからみんなはあなたは、あたしの作り出した妄想だって知っていた。
本気で好きになってはいけないって、いつも自分に言い聞かせていた。
だって自分の妄想の人を、本気に好きになったなんて笑い話にもならないじゃない?
そんなのただの馬鹿じゃん。
だからあたしは一週目でノーマルEDになるようにコマを進めてきた。
なのになんで、あたしは妄想であるあなたのことを好きになってしまったの?
本気になってしまったの?
そしてなんであなたもあたしのことを好きだなんて言うの?
ううん。
きっとあなたの台詞もあたしの妄想だから、そう言ってくれたんだよね。
あなたの言葉だけど、それは自身の考えでも行動じゃない。
何もかもが自分の妄想って分かってたけど、分かっていなかった。
自分の妄想に、あたしは本当の恋を知ってしまった。
白龍に出会うまでの私はそれなりに幸せだったけど、どこか物足りなさを感じていたかも知れない。

そう白龍にあの人に出会うまで……。





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