夢幻なる絆

□6.四神を救え
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「ねぇ帯刀さん。もっとシロちゃん達と仲良くして下さい。いくら私が優柔不断だからと言っても、シロちゃん達に絶対恋愛感情なんか抱きませんから」
「それは知ってる。でもそれは無理。猫とシュウはまだしも、シロは明らかに凪に恋愛感情があるのが丸わかり。そんなのと仲良く出来るわけないでしょ?」
「もう・・・変な所で子供なんですから・・・」

あんまり期待をせず駄目元で言ってみる物の、やっぱり効果は見られず帯刀さんはさらりと我を通し拒否する。
さっきのことと言い今と言い、相変わらず嫉妬深かさは天下一品。
この様子ではどんなに言っても、シロちゃんと仲良くする気なんかまったくなさそう。

「私が子供ね。だったら夕凪は変態?子供の私にこう言うことされて、感じるんでしょ?」
「っっ!!いいきなりするのはやめて・・・ああっ」
「気持ち良い?もっと私が欲しい?」

いきなりそれは私の中に躊躇なく入ってきて言っている側からかき回し、気持ちよさと痛さが交互に訪れ本能だけが私を支配する。
帯刀さんはいつもそうだ。
こう言う時少し気に食わないことがあると、すぐにこうやって話を中断さす。
私は馬鹿で単純だからいつも流され、帯刀さんの思惑通りなかったことになってしまう。
今だって・・・。

「欲しいです。帯刀さんが欲しいです」

何かに捕らわれたように、何度も首を縦に振り帯刀さんを欲する。
そんなこと聞かれたら欲しいに決まってる。

「なら今日はそれ以上のことをしてあげる。だけど本当に覚悟はあるの?」
「覚悟?」
「そう。もしもの時の覚悟」

そんな考える機能が低下する一方の私に、何を思ったのか今になって最終確認を真面目に問う。
そんなこと今さら確認されても私には分からないと思いつつも、それではいけないことぐらいは分かるから少しだけ真剣に考えてみる。

覚悟・・・。
それは子供が出来た時のこと。
結婚した時は確かにいろんなことを迷って、なかなか一歩が踏み出せなかった。
だけど・・・。

「その時は少なくてもここでは帯刀さんが、なんとかしてくれるますよね?」
「もちろん、私にすべて任せてくれれば、何も必要はないよ」
「・・・私、帯刀さんのこと信じています」

だけどやっぱり頭の中はお花畑で何も考えられなくって、結局調子の良いことを言ってすべてを帯刀さんに託してしまった。
それに帯刀さんに任せておけばいつだって問題ないし、例え問題があってもなんとかなると思う。


「なら行くよ。私もそろそろ限界だからね」
「はい、いつでもいいですよ」

と私が言うと、何か温かい液が勢いよく噴射される。
あまりの刺激の強さで私の腰が宙に浮きそうになるけれど、帯刀さんに押さえ込まれた。
刺激があって気持ちよくって、頭の中のお花畑にチョウチョが飛ぶ。

「ああっ〜!!」
「どう、この方がずっーと気持ち良いでしょ?これからは遠慮なくやらせてもらうよ」
「・・・はい・・・。・・・帯刀さんが・・・気が済むまで、何度でも・・・」
「本当に夕凪はこう言うことが好きだね。相手が私だから?それとも誰でもいいの?」
「そんなの帯刀さんだからに・・・っはぁ・・・」

意地悪な問いに答えかけていた瞬間また私を快楽感が襲い、その後のことはあまり覚えていない。




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