夢幻なる絆

□4.新婚旅行
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「夕凪は私の味を覚えてる?」
「もちろんです。帯刀さんは?」
「忘れるはずないよ。愛してる夕凪」
「私もです・・・っていきな・・・あっ」
「相変わらず夕凪はここが感じやすいね。そしてこれはもっと・・・くちゅくちゅ」
「・・・いあぁつ?・・・きも・・ちいい・・」

するといきなり私の弱い所を重点的に攻められ、私は声を上げ快楽感を噛みしめる。
何もかもが気持ちよくって、私はまたそれ以上を求めてしまう。

「・・もっと欲しい・・もっと帯刀さんを感じたい・・」
「言われなくてもそうするから、そう急かさない。物事には順序が・・・まったくこんな濡らして、みっともなくって恥ずかしいと思わない?」

急かす私にブレーキを掛けすでにぐちょぐちょに濡れている所をなぜながら、そんなことを問う。
そう言うのも気持ちが良くって、ちゃんと考えられない。

これはみっともなくって、恥ずかしいことなの?

「・・思わない。帯刀さんを・・・感じてる証だから」
「証・・・ね。夕凪は心も体も馬鹿正直だね。そんなこと言ったら、男って言う物は調子に乗るんだよ?」
「帯刀さんだから、構いません・・・」

ほとんど理性がなくなってる私は、きっとはしたない言葉を言っていると思う。
こんなこと口にする物ではないかも知れないけれど、帯刀さんもなんとなく満足してるようだった。
だからこれが正解。

ビチュビチュ

「あ・・い・・う・・ひぃぃぃ」

私の中に音を立て何かが入って来た瞬間、私はついに今夜最初の絶頂を感じた。
それは自由に動いて、私の腰も宙に浮く。

「夕凪の絶頂の声は変だよ。だけどそれは私にとっては、愛らしい美しい声。もっと聞かせて」
「ひぅぃぅ〜!!・・・もっと・・・もっと・・・」
「駄目。まだ熟し切ってない。こんなんじゃ最後まで入れられない」

ご機嫌な帯刀さんにすぐ次なる絶頂を感じて私は次を要求するのだけれど、それは認められずにもう一本入ってきたと思えばまた乳首からも刺激が感じてくる。

「んぁぁ・・・そこ・・・イィ?」

やっぱり帯刀さんはドSだ。
それでいて私はドMだ。

あんなにも認めたくなかったことなのに、それで帯刀さんが私を愛し続けてくれるんならそれで良いと今では思うようになった。


そして夜は、さらに更けていく。



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