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□2012年1月〜9月分
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仲直りに…
器用な性分じゃないとはよく思うが、お前が関わると調子が狂う。
余裕あるように見えるのは、年の功。
それだけの時間差が俺とお前にあるんだから、こればっかりはしょうがねぇだろ。
それでも、お前を抱きしめる度に壊れやしないかとか、いっそのこと壊してしまいたいと思ってるのも事実なんだぜ?
信じられない?
そりゃそうだろうな。
そう思ってても顔にださねぇ様にするのなんか慣れてんだよ。
それだけ、俺が歳を重ねていて、お前が俺に追いついてこれない永遠の空白があるんだからな。
でも確かな事はただ一つ。
それはお前もわかってんだろ。
俺は器用じゃない。
だから、お前意外の女に目が行くことも、心を捧げることもない。
いい加減わかっただろ。
要するに、俺にはお前だけって事だ。
ちゃんと理解できたか?
そうか。
じゃあ、仲直りにキスでもしてくれよ。
それでお前の下らない勘繰りはチャラにしてやるから。
おわり