08/25の日記

00:22
夏休み近況&天気の子感想ネタばれあり
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前回の日記で報告したAMさんやカシューさんとのオフ会からもう一カ月になるとは…
本当に月日の流れるのは早いです…
世間でいうところの「夏休み」が一番の繁忙期であるわたしの職場。
毎日本当に大変な忙しさでした。
なんとか身体も壊さずに夏休みも今日までやってこれました。
途中、会社の車で自分史上過去最大の大きな事故を起こしてしまい(対、ガードレール)めちゃめちゃ落ち込みましたが、
「相手がガードレールでよかった」
「誰も怪我がなくてよかった」
と気分を持ち直してやってきました。
その車も一昨日無事に修理されて帰ってきたので、ほっとしています(笑)

お盆休みには、また金沢旅行に行ってきました。
往路はJRの特急サンダーバード(約3時間)、復路は高速バス(約6時間半)の旅でした。
旦那氏と運転を交代しながら車で行ったこともあるのですが、できれば運転したくない(ビールも飲めるしィ)
移動時間は携帯で高校野球観てました。
高校野球大好きです…
ここで語ってもアレなので?語りませんが…

地元の方のお勧めの「ぶどうの木」という名前の通り、ぶどう畑に囲まれたレストランに行ってきました。
旦那氏とピザとパスタをシェアしながら、前菜やサラダはビュッフェスタイルで食べ放題でした。
とても美味しいのですが、あんまりたくさん食べらるとすぐにお腹を壊すので、腹八分に押さえつつ。
他にも朝からモーニングに行ったり、お寿司やしゃぶしゃぶを食べたり、とにかく食べてばっかりの旅でした…(笑)

21世紀美術館に行ったら、チームラボというアート集団の個展が大人気で、すんごく混んでいて、自分用のおみやげだけ買ってきました。
見たかったけど、ちょっと無勉強過ぎました…

金沢のお寿司は美味しいけど、お店はどこも混んでるし、観光地価格なので、わたし的にはコスパはそれほど。
関西に戻ってきてから、もう30年以上通っているお寿司屋さん(大阪にある「亀すし」さん)に行き、
「うん、これで十分美味しい」と
大満足したわたし。

そうそう。
「亀すし」でお寿司を食べる前に、観たんですよ、例の「天気の子」








ここからネタばれふくみます。








「天気の子」にはそれほど期待はしてなかった。

新海監督の前作「君の名は」の音楽にはしてやられた!!けれど、内容に関しては、個人的につっこみどころ満載だったから。
それでもみんなが「君の名は」が好きで、大ヒットしたのは、まぁわからないでもなかった。
さらにわたし的には「言の葉の庭」もイマイチだった。
主人公の二人に魅力を感じられず、
若い頃、大江千里が大好きだったわたしとしては秦基弘がカバーした「Rain」を主題歌に使う意味もわからなかったし。
大江千里が歌った原曲の方がアレンジも歌声もずっといいと思っているので。
それに、
監督は違うけれど、
「未来のミライ」で痛い目を見てしまったわたしは、鳴り物入りの長編アニメ映画に魅力を感じられなくなっていた。

「KUBO」や
「若おかみは小学生!」
などは、メディアでの宣伝そのものはそれほどだったけれど本当に名作。
それゆえ、ますますマスコミの誇大広告は信じられなくなっていた。

でも、
ついったで相互さんが「天気の子」を推していたのと、
旦那氏が「観よう」というので、観ることに。
前日チケットを予約する直前まで、
「トイ・ストーリー4」か
「アルキメデスの大戦」かで迷っていた。

あんなに好きだった映画も、最近あまりの忙しさのせいか、映画館に行くのも億劫になってしまっている有様…
夏休みのはじめ、借りてきたDVDも観ないままで返却したこともあった。

結果、
「亀すし」のお寿司にいつも以上に?大満足したのは、
「天気の子」が面白かったせいもあると思う。

ちりばめられた新海ワールドの「仕掛け」に、どうにも創作という広い世界の端くれに身を置く者としては、くすぐったくなったし、
(瀧くんと三葉しかわからなかったけど…)
映像は本当に美しい。
空、
空、
空、
東京の小汚いビル、
松田優作が出てきそうな事務所、
空、
空、
空、
雨、
雨、
雨、
雲、
雲、
雲、
人の息遣いの聞こえてきそうな部屋、
海、
水、
島、
陸地、


映像は本当に溜息が出るくらい美しかった。


そして、声を当てている声優さんたちがとてもよかった。
主人公の二人の声が、
上手だな、合ってるな、と思ったらベテランさんではなくて、オーディションで合格した方たちなんだとか。


大切な家族が空の彼方に旅立ってしまいそうな時、
手を合わせて祈ったら、
女の子は天気を操る力を手に入れてしまった。

家出した男の子は、その理由は明らかにされないまま、偶然を重ねてなんとか食・住を手に入れる。

女の子が差し出した手は、ほんの一瞬。
男の子にとってそれは、
「今まで食べた中でいちばんおいしかったご飯」
に匹敵した。

大人びた弟がまた愛おしく、
弟をとりまく今どきの?小学生の女の子にドキッとさせられる。

大人はどこまでも、四角四面の生き方がベース。
でもそれぞれの大人がそれだけではないことも語られる。

ラストはハッピーエンドではない。
でも、ハッピーエンドに見えてしまう。
その逆の見方もできるのかもしれない。
ラストはハッピーエンド。
でも、ハッピーエンドに見えるだけ。
そして、それは今を生きるわたしたちの「現実」にも通じるようにも思える。

大きな見えない力に支配される世界で、
文明を築きつつも、壊されて。
それでも「落とし所」を見つけて生きる。
理想を祈りながら。

しかし、ラスト近くの後輩の台詞にはずっこけた。
ずっこけるための台詞なのかもしれないけど、ああいうずっこけは「いらんわー」と思ってしまう世代になったのね、と自分を顧みる。

でも、観てよかったです。

あんなに美しい「アニメ」を作れる人たちってやっぱりすごいなぁと、改めて京都アニメーションの事件で被害に遭われた方へ合掌したくなりました。

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