story
□俺の道
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自分なりにかなりの決断をして、妖精の尻尾に加入したガジルだったが、当然ながら、かつてギルドを崩壊させたガジルをすんなりと受け入れられない者もいた。
再戦を挑んだジェットとドロイ、さらには乱入してきたラクサスの攻撃をまともに受けた身体でガジルは仕事場へと向かうのだった。
<放っておいてくれ>
レビィはガジルの声が耳から離れなかった。
「おい、レビィ〜怒ってんのかよ〜」
全く何も話そうとしないレビィを見て、たまらずジェットが声をかけた。
「だいだいドロイがガジルに仕返ししようなんて言い出すからだぜ!」
「何言ってんだ!お前だってすぐにノッて
きたじゃねぇか!」
隣で騒いでいる二人の声も、レビィには全く聞こえていなかった。
<放っておいてくれ>
以前のガジルなら
<俺にかまうんじゃねェ!>
なんて言ってたような気がする・・・
私のことかばってラクサスの攻撃まともに受けちゃって大丈夫かな・・・
あんな身体で、今日は何の仕事に行ったんだろう。