storyY ザンメル部屋 2022.1/25up

□わざとじゃない
4ページ/4ページ


『癒やしの音魂コンサート』はザンクロウもメルディもこれまで聴いたことの無い、それはそれは美しい音色に包まれたコンサートだった。
どうやら辛い過去をもつメルディのために、ジュビアがプレゼントをしたのもうなずけた。
「素敵だったね」
「オウ」
「涙、出ちゃった」
少しでもメルディの心が癒されていたらいいのに、とザンクロウは願った。
同時にジュビアにも心の中で感謝した。



ザンクロウがメルディとジュビアに、音魂の鈴をお土産に買ってくれた。
透明のクリスタルでできたそれは、その時々で鳴らす人に合わせて色が変わるのだという。
「ザンクロウ、ありがとう」
「どういたしまして」
メルディが二つの包みを大事そうに両手で抱えている。
ザンクロウがちょっと遠慮がちにメルディの肩に手をかけると、緑の瞳がザンクロウを見上げた。
それからメルディはザンクロウの肩に小さな桃色の頭を寄せた。





END〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ここまでおつきあいくださり、ありがとうございます。

レビィちゃん、修復の魔法使えるんでしょうか。
使えそうですよね。
『ハリーポッターと賢者の石』で
ハーマイオニーが使っていた『レパロ』がモデルです。

グレイがザンクロウを『シンパチロー』と呼んだのはアニメから。
懐かしい……

わたしも音魂の鈴、欲しい〜〜〜



このお話のメルディは
『ちびメルディ』なのか
『大人メルディ』なのか。
あえて容姿については触れませんでした。
読んでくださった方のイメージの解釈でどうぞ。
ちなみにわたしは『ちびメルディ』がちょっと大きくなった頃を妄想。
髪を伸ばし始めました、みたいな。

もう時間軸とか世界観バラバラですけど、レビィちゃんもご懐妊しててもいいな、みたいな気持ちで書いてました(笑)
ええ、妄想は個人の自由で、何でもアリなのです。



2021年4月14日
あん


次の章へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ