妄想SS☆置き場 12/8up 

□2011年9月分
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☆「ドラゴンフルーツ」

レビィちゃんお気に入りのジュース・バーにやってきたレッドフォックス夫妻とリリー。
「おれはキウィにする」
「私は今日は、マンゴーとパッションフルーツにしようっと。ガジルは決まった?」
カウンターのボードに書かれた、本日のフルーツ&ベジタブルの名前を見つめるガジルくん。
驚いたように赤い瞳を見開いて、ボードを見入っています。
「どうしたの?」
「なんだァ、コレ」
「なぁに?わ、ドラゴン・フルーツだって、珍しい」
「そんなフルーツあんのかよ」
「うん。見た目はとげとげでおもしろいんだけど、完熟したのは甘くておいしいらしいよ」
「へェ。じゃ、俺はコレにする」
三人はそれぞれ注文したジュースを手に歩き出しました。
「ガジル、おいしい?」
ガジルくんはレビィちゃんの口元に、自分のストローをもっていってあげました。
ドラゴン・フルーツのジュースを飲んで、笑顔になるレビィちゃん。
「おいしいね。うふふ」
「なんだよ」
「なんでもない」
見た目と味(中身)のギャップが誰かさんによく似てるね、このジュース。
これは、レビィちゃんの心のつぶやき。

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☆『雨のはじまり』予告篇

ギルドのカウンターでミラと談笑しながら、少し遅いお昼ご飯を済ませたレビィは、本屋さんへ行こうと考えた。
「ごちそうさま。私、出かけてくるね」
「あら、どこへ?」
「本屋さん。ちょっと読みたい本があって」
「そう。今日は雲行きが怪しいから、傘を持って行ったほうがいいんじゃない?」
「うん。ありがとう」

レビィは立ち上がると、ギルドの中を見渡した。
やはりお目当ての滅竜魔導士の姿はない。
仕事にでも行ってるのかな…。
「ねぇ、ガジルは今日仕事なのかな?」
などと、ミラに気軽に聞けない自分が情けない。
レビィはため息まじりに外へ出ると、ミラが忠告してくれた傘のことなどすっかり忘れていた。

このあとの展開は、次回作でお楽しみください(笑)
そう、次回はレビガジ(恋人同士になる前の設定)のお話です。
やっぱり、恋人同士になる前のじれったいカンジも好きです。

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