story W(他CP)

□お土産〜双竜篇〜(スティユキ&ローグ)
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☆『お土産』〜双竜篇〜


今やフィオーレ王国の頂点を極めたとうたわれる魔導士ギルド「剣咬の虎」。
ギルドの中庭でのんびりとくつろいでいる、二人の魔導士。
スティング・ユークリフとローグ・チェーニ。
「剣咬の虎」の双竜といわれる、滅竜魔導士だ。
そこへ、銀髪の美しい女魔導士がやってきた。

「あ、あの」
「アア?なんだ、ユキノじゃん」
スティングがユキノの姿を見上げて言った。
「これ、仕事のお土産なんですけど…よかったら…」
「フローのもある?」
フローが興味を示したことに、ローグが反応した。
「あるわよ」
ユキノ自らが包みを開けると、美味しそうな栗まんじゅうが五つ。

「わあ、いただきます」
フローが一つとって、食べ始めた。
「フロー、ローグ君より先に食べ始めるなんて、失礼ですねー」
レクターがフローをたしなめた。
「あ…フローも今、そう思った。ごめん、ローグ」
ローグがにっこり笑って言った。
「いいよ。フロッシュ」
「あ、ありがとう」
なんと優しい相棒愛であろうか。
「まったく、ローグ君がいつもフローを甘やかすから…え?」
スティングを見ると、既に二つ目の栗まんじゅうを頬張っていた。
隣でユキノがお茶を勧めている。
「ス、スティングく…ん」
「ア?うまいぜ、コレ」
呆然とするレクター。
顔を見合わせるローグとフロー。
栗まんじゅうは5つ。
スティング、ローグ、レクター、フロー、そしてユキノが食べるものだと思っていた三人。

「そ、それ二つ目デスか?」
「オウ」
「「「・・・・・・」」」

「あ、レクターのもまだあるから大丈夫だよ」
ユキノがレクターにも勧めた。
状況を察したフローが、ローグに栗まんじゅうを一つ取って手渡した。

「ああ〜うまかった!ユキノ、ごちそうさん!」
「ハイ」
満足そうに笑う二人。
これでいいのか、スティング君。
レクターは一抹の不安を感じながら、栗まんじゅうにパクついた。
「…美味しいデスね」
「フローもそう思う」

ローグは、フロッシュがくれた栗まんじゅうを見つめ、うれしそうにスティングと笑っているユキノを見、小さくほほ笑んで、栗まんじゅうを食べ始めた。



END



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
スティング〜〜〜(^^ゞ
なんという自分勝手!!
それを許すユキノちゃんって、どうよ!?
でも、きっと許すんでしょ?
今、私の中でスティング&ユキノ熱がきてます。
今のところ、こんなイメージですが。
スティング⇔ユキノ(←ローグ)とかでもいいなァ〜。ウットリ(*^_^*)

オイ!スティング〜〜〜!!
「アレ?お前、食ってなかったのか?」
「え?あ…私は…」
ユキノちゃん返答に困る。
「悪ィな」

ってカンジ?
ローグがめっちゃイイ人に仕上がりました。

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