一つの絵本がありました。

その絵本は生きています。
最初、その絵本の登場人物は少人数でした。

ですが絵本を作ったマスターハンドが何者かに操られ、絵本の中の世界が崩壊させられそうになったのです。

それを救う為に絵本を見ていた勇者達はもう一人の自分として、フィギュアを作りあげました。

そのフィギュアは勇者達の分身のようなもので、絵本の中でだけ活動することができるのです。
そしてフィギュアを絵本の世界へ送り、無事に絵本の中の世界は救われました。

ですがフィギュアは絵本から出ると、動かないただのフィギュアになってしまうのです。

そこでマスターハンドは、絵本の中にフィギュア達の居場所を与えました。

フィギュア達の住む屋敷や町を作りました。

そこからフィギュア達の生活が始まり、歳をとらずに永遠と絵本の中で暮らしていくのです。

なので元の世界にいる自分とは別人で、その元の世界にいた記憶はありません。

ですが、一緒の世界から来たフィギュア達もいます。
その住人は自分達が同じ世界から来たことを把握していますが、どういう関係であったかは覚えていないのです。


屋敷では二人に一つの部屋と食堂や浴場があり、共同で生活しています。

そして用意されたステージで、「大乱闘」を楽しむのです。
「大乱闘」とは、自分の武器やアイテムを使って相手を吹っ飛ばして勝敗を決める闘いです。
いくら攻撃されても痛みを感じず、傷を負わないのが特徴です。

大乱闘で賭けをしたり、見て楽しんだりとそれぞれの楽しみかたがあるのです。


この絵本は今日も物語が描かれていきます。
あなたもこの絵本の中の住人達の日常を、少し覗いてみて下さい。


「君も読んでみる?」


ほら、一人の少年が
あなたを呼んでいますよ。

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