夢と雫

□クリスマスツリー
4ページ/4ページ


パーティーが終わって僕とアイクは部屋に戻った。


「サンタクロース、来るのかなぁ…」


「本当に来るといいな」


そんな話をしながら、皆が寝静まった真夜中に僕とアイクは二人で屋敷の外に出た。


「さむ…っ」


ピカピカとカラフルに輝くツリーの下にベンチを置いて、来るはずのないサンタクロースを二人で喋りながら待っていた。



その間に、

屋敷の中で何かが起こったんだ。



次の日、屋敷からクリスマスはもう消えていた。


つづく。
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ