理不尽な龍
□元神ナメンナヨォ!?
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天界
そこは、俺が一生懸命? 働いていた唯一の俺様の居場所
毎日が楽しかった。頭と兄弟たちで笑いあい、喧嘩したり、泣いたり、寝たり……
けど、そんな日常とは一瞬で崩れる。そう、ガラスのように
それはある日、俺が兄弟たちや頭の所に行ったある日だ
そこには何時もの日常ではなく。不可思議な日常であった
兄弟たちが、ほとんど居なかった……いや、居なくなっていた
ある兄弟は、敵との戦闘で戦死した
ある兄弟は、地位と名誉もある神に奪われた
ある兄弟は、自分の正義を否定され、自ら自害した
ある兄弟は――――
もう残っていたのは、俺様と頭のみだった
たった一日で、俺様の日常はガラリと変わったのだ
『最悪の日』……
だが、俺様はくじけなかった。そう、くじけなかった……
龍
「何て、思っているわけねぇーだろ。バーカ」
正面に向けて、そう言った
俺様の考えは正しかったのか、今でもわかんねぇよ
この数年間でちょいとへまして、仕方なく辞職したんだが……
まさかの『追放』かよ。この龍様が
背中から感じる、雲を斬る風を
そう、ただいま落下しております。まぁ、最初は驚いたが、もう数時間も落下したから慣れた
周りは雨雲のような、黒い雲
龍
「たくよぉ、兄弟たちは今頃何しているんだか」
慣れたような脚を組み、手を後ろに回す
龍
「あぁ〜あ!! 早く戦いて〜!! そして、このウサをはらしてぇ〜〜!!!!!!!!」