神を狩る男…

□一人…また一人
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ショウ
「おし、コウタは俺の援護。サクヤさんはソーマの援護で」

コウタ
「お前、本当…指揮が上手いよな」

サクヤ
「わかったは」

ソーマ
「ふん…俺一人で十分だ」


休暇も取れ、みなも疲れが取れた様子だ
それにしても、なんで急に任務なんだ? 嫌な予感がする

だが、今は任務に支障が出るから、出来るだけ考えないでおこう

団体で行動し、探索している時、思いがけない人たちと出会った


ショウ
「な!? リンドウさん……アリッサ」

アリサ
「誰がアリッサですか!! 驚いても、そんないはなりません!!」

コウタ
「で、でも…なんで此処に? 俺たち以外がいるなんて」


そう、ゴットイーターは余りに団体行動していると、アラガミに食われてくださいを言っているもんだ

でも、なんで同じ地域に……


リンドウ
「話は後だ。お前達は建物の入口で待機。俺とアリサは中だ」

ショウ
「了解……ソーマは右を警戒。コウタはサクヤさんと一緒に左を。俺は入り口を守っておく」

「「「了解」」」


さて…どうも、嫌な予感しかしない……
しかも、俺の体が正直振るえている。何故なら、静か過ぎる

アラガミの、唸り声も聞こえない
手から汗が出てくる


リンドウ
「どうしたアリサぁっ!」


リンドウさんの、声が聞こえた
しかも、焦っている様子だ……ふと、前を見てみると…


コウタ
「ショウ! 囲まれた!!」

ショウ
「ちっ! 四足……しかも、あのマント……間違いない! 気をつけろ! ソイツは『ヴァジュラ』神属だ!」


なんだ、あの気持ち悪い顔! 人じゃねぇか!


ショウ
「ソーマとコウタは退路を立て! サクヤさんは、入り口を守って! 俺は中の様子を!」

コウタ
「わかった!」


三人に任せ、俺は中に入った
すると、アリサは何故か銃をリンドウさんか、『ヴァジュラ』神属に向けている


ショウ
「アリサ!!」


声をかけても、気づいて無いようだ


アリサ
「いやぁああっ! やめてぇええ!」

『ドドドドドド!!』


銃口を、天井に向け乱射した
そのさい、天井が崩れ、唯一リンドウさんに行ける通路が塞がった


サクヤ
「何の音……っ!?」

アリサ
「違う、違うの……パパ……ママ……」


アリサは、もう精神が不安定になっている
今のままじゃあ、さすがに……くっ!


ショウ
「アリサ! 落ち着け!」

アリサ
「いや! 止めて!」


抱きついても、もう何かを拒否している
考えろ! 考えるんだ! 『あの人』なら…どう、考えている!
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