真剣で真剣な

□阿修羅の策
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作戦その一



蓮斗
「いいか? 架助。あの二人が接近したら、まずはこの姿になり近づく」



何処からか古い学ランと、真っ黒いサングラスを取り出した


そう、今は河原で大和と百代が近づくのを待っている



架助
「して旦那……もしや…」


蓮斗
「そう! これで百代に絡み、大和が俺達を追い払う! なんて完璧なんだ!」



あぁ、自分が憎い


神様はなんで、こんな異端児を作ってしまったんだ



架助
「はぁ…これも旦那のため、人肌脱ぎますわ」


蓮斗
「よーし、じゃあ着替えるぞ!」










大和
「――――でさ」


百代
「ほう」



接近接近! 大和達が接近!


俺達は物陰に隠れながら、何時出るかの瞬間を待った


………………………いまだ!!



蓮斗
「いくぞ」


架助
「あいわかりもうしたわ」



同時に出て、大和達の目の前に立ちはだかる


ふふふ…



蓮斗
「へい! そこの彼女。俺等と一緒に、デートしない?」


百代
「(蓮斗!? な、なんで……しかも、デートだなんて………そこまでの格好をして、そんなに…)///」



この完璧な変装なら、誰も気づかないだろ!


さぁ、次だ大和!


後ろを振り向き、大和にコンタクトしようとしたが…


…………あれ? 大和? 何処にも居ないんだけど…架助も



百代
「えと……その………///」



なんだ、シャイなのか…そうかそうか


早く言えよ、たく


俺は帰ろうと、そのまま去ろうとした。だが、俺の腕を誰かがガッチリ掴んできた



蓮斗
「え……」


百代
「その…一時間だけなら……///」



マジですか!!??


その後も、百代と一緒にデート? をしながら、今日一日を楽しんだ


つか、一時間越えてるし……軽く、六時間だったし
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