真剣で真剣な
□阿修羅の策
3ページ/5ページ
蓮斗
「よーし、今日は『ドキ! 落としてお触り大作戦!』だ」
クリス
「長いな!? それに単純!?」
今は学園の廊下で、俺とクリスと大和と一緒である
俺は大和に、桃をあげた
蓮斗
「いいか? 百代は異常なほど、桃が好きだ。だから、桃をわざと落として、百代が拾おうとした瞬間、手と手とのお触り!」
大和
「まず、なんで俺が桃を持っているかの疑問だろ」
この学園は、不思議学園だからそんなの関係ないだろ…
…百代が、だんだん近づいてきたな
蓮斗
「もうすぐだ…よし、クリス! 俺達は隠れるぞ!」
クリス
「ちょ!?」
手を引っ張り、見届けようと隠れる
そして百代がもう見え、大和も動き出した。作戦通り、まずは大和が桃を落とした
さぁ、これで作戦は成功も当然だ……
だけど……大和を無視して、だんだん近づいて来るんだけど
そしてついに
百代
「蓮斗/// こ、此間のは楽しかったぞ///」
蓮斗
「……………あ、あぁ」
なんか俺達の目の前に、居るし
失敗か? 気づかなかったのか? くそ〜〜
百代
「だ、だからまたこここここ///「一時撤退!」」
クリス
「一人にするな!」
脱兎の如く、俺はとりあえず逃げた
蓮斗
「可笑しい……何かが可笑しい」
ただいま屋上で、小島よ○おの落ち込みポーズ
なぜだ! 完璧な作戦だ! なのに失敗……
クリスside
クリス
「なぁ、大和。モモ先輩は………」
大和
「気づいた? そう…………昔から、蓮斗の事が好きなんだ」
そうか…結構モテルんだな。これじゃ、マルさん…
…あとで、マルさんに報告でもしよう
蓮斗side
蓮斗
「………はぁ〜、考えてもしょうがねぇ。今回はここまでだ」
残念だが、もう考える気力もねぇよたく…
百代め…大和の事が好きなのに、なんで俺に構うんだ?
はぁ〜
屋上で、誰にも聞こえないようにため息を吐いた