真剣で真剣な

□阿修羅子供時代…1
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百代
「爺!! 説明しろ!! 意味がわからんぞ!」



胸倉を掴み、強く揺すっている



鉄心
「あやつは……自分の意思で、外国に行きおった……」

百代
「嘘だ!! どうせ、何処かに隠れているんだろ! そうだろ!? 蓮斗−−−!!」



必死に叫んでも、必死に探しても…蓮斗は、もう居なくなっていた

不思議な事に……涙が出てくる

何故…何故、私は…









蓮斗side



卒業式が始まる2時間目…俺はみなに内緒で、一人で空港に向かった

そして、川神市から離れるとき…



蓮斗
「じゃあな…百代ちゃん。みんな……俺、たぶん強くなっているから。待っててくれ」



それを言い残し、この町から去った









百代side



卒業が既に終わっているのに……未だに、涙が出てくる

いや、もう止まっているが……

家に帰り、風呂に入り、晩御飯を食べ、寝る……それなのに、やはり足りない

私の中では…蓮斗は、もう大きくなっている

それから蓮斗が帰ってくるまで、私はたまに蓮斗の部屋に入ってたりしている…

あいつの優しい匂いがするから……










蓮斗side



蓮斗
「始めまして! 今日から一ヶ月間、お世話になります!」

鉄心の知り合い
「おう! 俺はジョン・グリー! とりあえず、日本の鉄心さんとは知り合いだ。よろしく!」



ここからは…俺の【阿修羅道】だ
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