真剣で真剣な
□阿修羅子供時代…1
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百代side
最近蓮斗が可笑しい…私を見ても、たまに話しかけてこない
しかも、無視もしてくる……
も、もしや! ついに諦めてくれたか!
これで、中学校生活では、あんな風にはならないぞ!
……と、心の中では喜んでいたが……喜べない
というか、毎日がつまらなくなってしまった
大和弄っても……岳人をからかっても…ましてや、女の子と一緒に居ても…
そんな毎日が続き、私と蓮斗の卒業式が始まった……
教室では、既に泣いている子や、告白をする子が多い
けど……何かが足りない
そう…いつもの活気がなく、私の隣に居る人が…
百代
「先生…蓮斗は何処ですか」
先生
「あぁ…蓮斗君なら……
卒業には参加しないわよ?」
参加…しないだと?
どうせめんどくさいからと思っていたが、胸騒ぎがした
私は客席に居る、爺に問い詰めたら……
鉄心
「蓮斗…はて? 何処に居るんじゃろな?」
目線をズラシ、下手な口笛を吹いている
とりあえず、平和的に解決したら……
鉄心
「いづれわかる事じゃ。…蓮斗は、もう日本に居ない」